10/13 mon

今日はコロンバスデーで、一応休日。でもあるところは休んであるところは営業という感じ。とうぜんうちの会社の営業。で、今日もユーザーフレンドリーな会社の作った、ユーザーフレンドリーなソフトアクセスと格闘中。風邪は治りかけてきた。





ある期間アメリカにいると、「日本語に飢える」状況になる人は多いらしい。特に日常全てを英語で生活している人に多いようだ。そういう人達にとって、新聞や雑誌なども重要な「日本語源」であるが、やはり日本のビデオがもっとも大切な「日本語源」だろう。ケーブルテレビなどで日本語放送の時間はあるが、時間的に限られているので、全ての年齢層にうける無難なものしか放映しない。(私はビデオはおろかテレビも持たない生活なのだが、元々日本語ばかり使っているので(笑)、そういうものに対する欲求は少ないし、インターネットでほとんど情報は入ってくるので、あまり必要性も感じない。)

ちょっと前までは、日本の番組を家庭用ビデオで録画したものを、更にダビングした粗悪な画質のものが、日本語のビデオとしてそこら中でレンタルされていた。二泊三日で$4くらいだったろうか・・・(西の方ではこの半額ぐらいらしいが)ドラマやバラエティーなど代表的な番組は全て1週間遅れほどで見れるわけで、これはこれで非常に重宝だった。CMがたまに非常にローカルなもの(しかもなじみのない地域)だったりするのも、それはそれで楽しかった。

ところが、最近「著作権」の関係から、新たに作った正規ルートでしか、ビデオレンタルできなくなってしまった。まあ、言っていることは正論なので、ごもっともという感じだが、「著作権」うんぬんよりも利権が見えかくれして気分が悪いのも確か。それ以降入ってくる量が減ったとか値段が高くなったとか聞くが、上記の通りテレビなし生活なので、良く判らない。(笑)

で、ビデオを借りていたときに楽しみにしていた(というか日本で必ずといっていいほど見ていた)「ダウンタウンのごっつええ感じ」が11月2日の放送で終了となるそうだ。理由はヤクルト優勝試合の中継で、 「ごっつええ感じスペシャル」が 1週間放送がずらされたことが原因らしい。

どうも日本のテレビ(もしくはそのスポンサー)は、未だに日本人は全員野球好きだと勘違いしているらしく、平気で野球中継の延長をする。ニュース番組の時間の半分を「スポーツ」、更にその半分以上を「野球」で占める番組形態は、一体誰が考えたのだろう?日本にいるときから、どこもかしこもそういうニュース番組なのでイライラしていた。更に腹が立つのは、大体スポーツの時間が真ん中にあるという事。つまりニュースを全部見たければ、スポーツの時間は我慢してみるか、他事をやってまた時間が来たらテレビの前に座るという事をしなければいけない。

で、松本仁志である。私は彼の才能がすごく好きなので、彼の出る番組は大体見ていた。はっきり言って彼は「お笑い」という分野において天才だと思う。あれだけの数のフリートークから、あれだけのネタを引き出せるのは天賦の才能と言うしかないと思っている。(嫌いな人も多そうだが)それまでのお笑い系の番組、例えばとんねるずの番組が、ゲストのキャラクターと編集にかなり寄り掛かっていることを見れば、ダウンタウンの番組は、ダウンタウンだから面白いものばかりなのである。(だからHEY!HEY!HEY!のテロップはやめて欲しい。あれをやって面白いのは、うっかりミスを指摘するときなどで、松本仁志のセリフにはくどすぎる)

で、憂慮するのは(というと大げさだが)誰が彼を引退させるかと言うこと。流石の松本仁志とてあと10年このテンションを持続するのは不可能だろう。でも他にいないのである。ごっつのレギュラー陣はダウンタウンあってこその人達ばかりだし、ナインティナインもスケール的に小さいし、ちょっと期待していたフォークダンスDE成子坂も、ちょっと変に人気が出て、そこで終わってしまった感じ。果たしてここ数年で松本仁志に引退を決心させる人間(グループ)は出てくるのだろうか?私は彼の老醜は見たくない。


目次