2001 December

12/1 (Sat)

車中で7:00にお目覚め。時間的にはそこそこ寝ているので今のところそれほど疲労感はない。まだまだヤングじゃん。>自分(意見無用)

駐車場で顔を洗って、レッツゴー。と、ちょっと走ったところでマックがあったので、久しぶりの朝マックをして、I-95を北上し、途中でフロリダターンパイクに乗り換える。ターンパイクっていうと日本では箱根ターンパイクぐらいしかないので、何となく山道のことなのかなと思っていたんだけど、本当は有料道路という意味で、しかも州の端から端までを貫くような主要道路のことをいうみたいだ。

ずっとこんな感じ

11時頃オーランドに到着。確かここにはネズミ園とかあるはずなんだが、つーごく人が一人で行くところではないのでパス。というか、乗り物苦手だし、お化け屋敷系も苦手だし。(怒)

1時にI-10の分岐に入って、これからは西に向かう。I-のあとの数字が奇数の場合は南北に向かう線で、偶数は東西を走るのだ。このあたりで何回か眠気がおそってきたので、何回か仮眠を取る。やっぱり車中一泊には無理があったか・・・・若くないなあ>自分。(涙)2:30にTallahassee(タラハシーと読むらしい)に到着。一応州都なんだから、なんかあるだろうと思ってI-10を下りると、なんかずっと田舎道が続いている。どうやら下りるのを一本間違えたようだ。(怒)(だって看板にTallahasseeって書いてあったんだもん。)

仕切直して市内に入り、遅めの昼食でもとろうということで、南に来てから良く目にするようになったワッフルハウスにはじめて入ってみることにした。マックみたいなファーストフード系だと思っていたんだけど、どちらかといえばデニーズ系。(ちなみにメニューはこちらでダウソ出来ます。)ワッフルとハムの組み合わせで頼んだんだが、奥さん、このハムが日本でいうロースハムなんですよ。ニューヨークじゃお目にかかれなかったのに(カナディアンハムがちょっと近いけど)こんなところで再会できるなんて。(好きなんです、ロースハム。特に焼いたの・・・)

ワッフルハウス

その後頑張ってI-10を走りきって、何とか7時にフロリダを脱出。つか、フロリダ、じじばばの州のくせにでかすぎ・・・(涙)でも、これで炭疽菌の可能性のある州はすべて脱出したな。(笑)

フロリダの次はアラバマ。別に「スイートホーム」があるわけでないので、ひたすら通過。50分後にミシシッピに入る。(Mississippiって、筆記体で書くとほとんど文字の区別が付かなくなるぞ。)なんか、めっちゃ大きな橋を2回ほど渡ったような気がするんだが、こちらとら運転で忙しいのでよく分からない。(笑)なんか軍艦も停泊していた気もするんだけど・・・。

ミシシッピの看板
(フラッシュで白飛びしちった)

時計を見るとまだ9時前だし、この勢いでルイジアナまで一気に行くかとも思ったんだが、Motel6を見つけたので、Gulfport(海っぽい名前だねえ)という街にロッジイン。

Motel 6は結構安くて有名なところ。安いといっても30〜50位なので、中くらいのレベルだけど、こぎれいだし、Best Westernなどの他の中くらいのレベルのところに比べれば$10〜20は安い。電話もローカルフリーで、必ずモデム用の端子が用意されているので、アクセスナンバーさえ調べておけば、基本的にただで使える。今日は週末料金で、$39.99だったけど平日は$29.99になる。(ここのレートで、他の場所では異なる)

ロゴは70年代風
このジャックがあるだけでもずいぶんと助かる

ということで、4日ぶりにインターネットにつなぐことが出来ました。(涙)トラッキングマップをアップロードして、洗濯物をランドリーに放り込んできてから、食事をしに出かける。

ちょっと走るとガソリンスタンドがあったので、ガソリンを追加で入れると、なんとそこは1ガロン97¢、今までで最安値だ。フロリダでちまちま入れた甲斐があったというものだ。当然満タンにして(といってもそんなに入らなかったんだけど)、横を見るとチャイニーズレストランがある。今日の気分的には別にアメリカンな食い物でも良かったんだが、明日から続く南部対策として、喰えるときに喰っておこうということでログイン。

中に入ると「All you can eat」、つまり食べ放題の店だった。味はアメリカンチャイニーズの典型で、可もなく不可もなくだが、やはり久しぶりのしょうゆテイストなので、腹一杯食べてしまう。特に最近野菜不足だったので、野菜を多く食って満足。青島麦酒と込みで$16弱。うーん、マンハッタン並の値段だけど、よしとしよう。

「甘いものは別腹なの〜♪」ということで、デザートを無理に詰め込んでいてふと気付いたんだけど、この店のお客、デヴ率100%っす。(涙)話を大きくしているわけではなくて、店員以外普通の人がいないんです。さすが南部。

デヴ率100%の店内

食い過ぎて帰ってきて、洗濯を終えたところで限界が来て、気絶。

◆今日の通過州

フロリダ・アラバマ・ミシシッピ

◆今日の走行距離

約11時間で715.5マイル 積算2462.0マイル

◆今日の支出

軽食 マクドナルド
$3.49-
昼食 ワッフルハウス
$6.50-
ガソリン フロリダで
$10.00-
フロリダで
$10.00-
ミシシッピで
$10.45-
高速代 フロリダターンパイク
$6.50-
高速代 フロリダターンパイク
$2.00-
ドリンク 3本
$3.75-
夕食 チャイニーズ食い放題
$15.83-
洗濯
$4.00-
コーヒー  
$0.95-
モーテル Motel 6
$39.99-
$113.46-
4日の合計 $368.47-

12/2 (Sun)

9時にお目覚めして、まずはモーテルの隣にあったクリスピークリームに行く。中ではドーナツを作る課程が見えるようになっていて、こういうのに弱い私は張り付いてみていたんだけど、きりがないので、(笑)ドーナツとコーヒーを買ってホテルに戻る。昨日は気付いていなかったんだけど、フロリダの州都タラハシーを抜けたあたりから東部時間が中央時間に変わっていて、一時間得をすることになる。ニューヨークでは12時のはずの時間が、こちらでは11時というわけだな。東から西に行くルートの場合のメリットは時間が増えていくことだねい。(でも、同じ州で時差があるとは知らなかった。>フロリダ州)

ということで(?)11時にモーテルを出て、またI-10をひた走る。

Motelを出たところ。いやー南部だね。

 

11時40分にミシシッピからルイジアナに突入。とりあえずエーチャンにならって、助手席においてあったタオルを車の中で投げておいた。(笑)

昼頃ニューオリンズに到着。ニューオリンズっていったい何があったっけ?あ、確かフレンチクオーターとかあったんじゃなかったっけ?と相変わらずいい加減なノリでとりあえずフレンチクオーターへの行き方を途中で訊いて無事に到着。駐車場を出て、しばしミシシッピ川沿いを歩く。ふと気づいたのは、空がやたら高いこと。こういう空を見るのは久しぶりかもしれない。(といって前回いつ見たかは定かじゃないんだけど)

で、ちょっと中へ入って、いわゆるフレンチクオーターと呼ばれるところへ移動。確かに独特の雰囲気のある場所だねい。その辺を散策すると、もろに観光コースなので、体だけが資本の人とか、楽器を持った人たちが思い思いにパフォーマンスをしている。

← 体資本の人たち(笑)

ちらちら見たり聞いたりして行くも、さして感動するようなものはなく、それよりもギャラリーの方が面白いことに気付く。数件のギャラリーに入ったんだけど、一番興味を持ったのはこの人のワイヤーアート。ギャラリーの店番の兄ちゃんがウェブもあるので、メールでも問い合わせできるよというのでカードをもらった。カードをもらって思わず「素敵なE-mailアドレスだね。」というと、兄ちゃんは「ああ、悪夢だよ。」と笑っていた。ちなみにアドレスはmattsteindl@thewilliamandjosephgallery.com(笑)

このギャラリーを出たあとに交差点で演奏していたブルースバンド、これはマジかっこよかった。ニューオリンズに来たって感じがはじめてしたよ。(笑)

せっかくだからどこかでブランチでもと思ったんだけど、どこを覗いてもいまいち高めだし、つーごく人が一人ではいるのもはばかられる。しばらく歩いていくと、ちょっとはずれたところに小汚い店というか、ずばり汚い店を発見。ここでこの外観でやっているのだから安くて旨いのではないかと思い入店。生ビールとツナステーキを注文する。うん、旨いよ。アメリカでツナステーキなんて臭いだけで食えたものじゃないんだけど、臭みもないのでレモンを搾らなくても塩胡椒だけで十分おいしく食べられた。これでサラダとナチョスが付いてチップ込みで$10-は安いだろう。(伊東四郎似のおばちゃんがすぐ頼んだことを忘れてしまうのはご愛敬だね)

フレンチクオーターを出たあとはひたすらI-10を走って、夕方6時にはテキサス州に突入。やっと半分来たという感じかな?8時過ぎには、ヒューストンに着いたんだけど、今回は特に立ち止まらずにそのままI-45にのってダラスを目指す。I-45に乗ってしばらく走ると、前方に白い影が浮かび上がってくる。「やべ、絶対見えてはいけないものが見えてる!」と、かなり焦ったんだけど、結局誰かの白い銅像をライトアップしてあるだけだった。しかし、道の真正面に白い人影が見えてきたら、普通は自分の方を疑うよなあ。さすが毛唐、趣味の悪さに欠けては天下一品だな。(怒)

夜も更けてきたので、I-45の途中の街でモーテルに入ろうとしたんだけど、4つあるうちの2つは高すぎて、一つは満室で、一つはフロントが寝ていて出てこなかった。(笑)よって、雨も降っているし日付は変わってしまったが、そのまま走ることに決定。マックでハンバーガーを買い込み、(そういえばアメリカのドライブスルー初体験かも)ダラスに深夜一時に到着。Motel 6のマップを持っていたので、そのままダラス市街を通り過ぎて、I-30を20分くらい西に走ったところで今夜はロッジイン。深夜にも関わらずちゃんとフロントが起きていて対応してくれたので助かった。

◆今日の通過州

ミシシッピ・ルイジアナ・テキサス

◆今日の走行距離

約15時間で699.6マイル 積算3161.6マイル

◆今日の支出

軽食 Krispy Kream
$1.69-
昼食 Country Flame
$10.00-
ガソリン テキサスで
$6.00-
テキサスで
$5.46-
テキサスで
$15.01-
駐車場代 ニューオリンズで
$7.00-
コーヒー 2杯分
$1.80-
夕食 マック
$7.83-
ビール
$1.99-
モーテル Motel 6
$38.41-
$104.39-
5日の合計 $462.86-

12/3 (Mon)

ダラスに来た目的はひとつ、ケネディ大統領の暗殺された場所を見ること。事件が起きたのは1963年11月22日だから、生まれてはいるものの当然記憶のない事件なのだけど、その後何度も決定的瞬間ということでビデオを見ているので、(オタク的にいえばサブルーターフィルム)地形の感じなどは頭に焼き付いている。(JFKという映画もあったしね。>「ケビンコスナー長文に挑戦!」みたいな映画)

とはいうものの相変わらず予備知識なしで走っていて、曇り空の下I-30をダラスに向かって適当なところで降りると、看板に「Commercial なんとか」と書いてあるので、ま。たぶん商業地域の方だろうと深く考えずにその方向に行くと見たような景色出現。なんと、いきなりのビンゴで狙撃現場の陸橋を逆側からくぐることに。(笑)Commercial 何とかだと思ったのは、Commerce Streetだった。狙撃現場のElm StreetとMain Streetは何となく記憶にあったんだけど、もう一本の道がCommerce Streetという名前だとは知らなかったのだ。

その辺のパーキングに車を停めて、いざ現場へと進む。途中にケネディ記念モニュメントみたいなものがあったけど、大して面白くもないので写真だけ撮った。そして現場到着して(変な言い方だけど)うきうきしながら散策する。感想は、現場を見た人はだいたい感じるらしいけど「意外と狭くて意外と急勾配」ということ。

いきなりビンゴの陸橋
ここか致命傷弾の命中ポイント

その後、オズワルドが狙撃をしたといわれている教科書倉庫ビル6階がミュージアムになっているので、(その名もThe Sixth Floor Museum)入場料10ドルの入場料を払って見学。プラス3ドルでオーディオシステム付きだというので、日本語で頼むと、単純に安物のウオークマンに録音したカセットが入っているだけの代物で、再生と停止は自分で行うという超近代的なシステムだった。(笑)しかし、冤罪だとほとんどの人が思っている事件の現場をミュージアムにしてしまうところがアメリカらしいというかなんというか・・・・、展示の中でももさすがに「本当は誰がやったんだ?」みたいなコーナーがあって、なかなか苦しさが出ていて笑えた。

で、嫁さんのジャクリン。入り口に特集みたいな展示があるんだが、確かに当時若くてかわいかったんだろうけど、今見ると、単なる目の離れているヤンキーだな。モデル気取りの嫁さんと不倫しまくりの大統領が、前世紀最高の指導者としてまつられる国アメリカ。つくづく、下半身と政治力は分離して考えられるお国柄なのね。(いい悪いは別よ)

一時半に車に戻って出発。せっかくだから大統領パレードと同じルートを通ってみようかなと思ったんだけど、Houston streetが通常は逆向きの一通なので、その一つ前からElm streetにはいって、狙撃された地点を通ってI-35に乗る。(なんか、一瞬撃たれるような気がしてしまう。(笑))本当はここからI-20に乗って、サンアントニオ・エルパソ経由で行くのが普通なんだろうけど、そんなところより廃墟マニアの私はルート66を選んだので、さらに北上し、オクラホマシティを目指すことに。

途中テキサス名物「Whataburger」(「なんちゃってバーガー」と勝手に翻訳)に立ち寄り、ハンバーガーセットメニューを頼む。えと、予想よりでかいです。(涙)ポテトのサイズが日本のLと同じもしくはそれ以上の大きさといえば分かっていただけるでしょうか・・・。まあでも、そこは6年の間にすっかりアメリカ仕様になっている私の胃は「おげ、おげ」といっているので、ぺろっと平らげて再びI-35北上の旅。

オクラホマシティまでの道のりは、牧場ばかりで両側ステーキの素だらけ。さすがテキサスだな。(「牧場売ります」って看板なんかなんかほのぼのしていてよろしい。)でもこんな日常風景で黒い牛がいるんだったら、アメリカの殺戮系ゲームなんかに牛が良くでてくるのも頷ける。

オクラホマシティを夕方の6時15分に抜け、ここからは西にI-40を走る。郊外になったところで、この旅初めての75マイルの制限速度に出くわす。フロリダで見た70マイルというのが最高だろうなと何となく思っていたので不意をつかれる。(笑)辺りが暗いのでよく分からないけど、この制限速度だということは周りになんにもないんだろうなあ。(笑)

さすがに75+10で、85マイル(140km/h弱)での走行は距離が稼げる。(道ひたすら真っ直ぐだし。)8時半前にはAmarillo(アマリロ)に到着。一瞬キャデラックランチ(車を地面に突き刺してあるところ)を見たいなという気もしたんだけど、ここで一泊するにはまだ夜は早いし、もう少し距離を稼いでおきたいなということで、あっけなく通過。

行き止まり

この辺からぶつ切れになっているルート66跡がぼちぼちでてくる。夜中なので走ってもしかたないんだけど、そのうちの一つを行き止まりまで走ってみることにする。まあ、予想通りなんてことはないので、行き止まりで(そういえばハレンチ学園にイキドマリというキャラがいたなあ。袋小路って名前だった気がする。)立ちションをしてからUターン。しばらく走っていると右手に何か光るものがついてくる。(汁)マジびびりしてよく見ると、野犬だかオオカミだかコヨーテだか分からないけど、なにやらその様な生き物が横を伴走しているのだ。スピードを緩めると、こっちを見て「え?何で?」という顔をするし、再び加速すると元気に走り出すので、たぶん動くものを追いかけるビヘイビアがあるだけみたいなんだけど、さっき立ちションしたときにこの手の生き物に襲われたら、助けも呼べないしどうしようもなかったんじゃないかと思うとちょっと冷や汗がでた。さすがアメリカこういう危険もあるんだな。

その後はおとなしく(笑)I-40に戻って、深夜12時半頃Tucumcari(ツーカムキャリー)という街のMotel 6にロッジイン。ふと空を見上げると、満天の星で綺麗だった。月も巨大に見えた。(笑)

ここのMotel 6はちょっとはずれで、シャワーだけでバスタブがない。長時間運転のあとには、「あ゛あ゛あ゛あ゛」と声を出しながらバスタブにつかるのが結構楽しみだったんだが・・・・。しかもローカル通話は局番が461のみということで、この小さな街近辺にしかかけることが出来ず、インターネット接続は断念となった。

 

◆今日の通過州

テキサス・オクラホマ・ニューメキシコ

◆今日の走行距離

約13時間で591.1マイル 積算3752.7マイル

◆今日の支出

昼食 Whataburger
$7.51-
ガソリン テキサスで
$9.00-
オクラホマで
$7.00-
ニューメキシコで
$10.00-
コーヒー 2杯分
$1.49-
パーキングメーター  
$1.00-
ミュージアム入場料 オーディオガイド付き
$13.00-
モーテル Motel 6
$41.27-
$89.27-
5日の合計 $554.13-

12/4 (Tue)

遅めにモーテルに入った割には朝9時半には出発。昨日ニューメキシコ州に入った時点でまた時差があって一時間得しているんだけどね。(笑)今日は昨日とうって変わって快晴で気持ちがいい。でも本当に砂漠の中の街って感じだなあ。

まずはツーカムキャリーを散策。そこら中に味のある建物や廃墟がいっぱいで、朝からいきなりテンションが高い私。(笑)2往復して堪能したあと、昨日通過したSan Jon(サンホン)まではルート66がそのまま残っているということなので、ルート66経由でサンホンに戻る。

いい感じの旧ルート66

サンホン自体には特に心惹かれるものはなかったんだが、その途中にやはり廃墟があって、当然降りて記念撮影。(笑)車を降りて気が付いたんだけど、近くに高速が通っているというのに、ものすごく静か。音がない世界というのは、ニューヨークでも日本でもなかなか体験できないので、こんな真っ平らな土地で音がないというのは新鮮な体験だった。

廃墟コレクション
いわゆるアメ車
モーテルの看板
ビンを引き抜くタイプの自販機
長屋風
砂漠に廃墟は似合う
いい味出しまくりのドライブイン
メニューを見ると最近まで
営業していた様子。
これもモーテルの廃墟

うーん。こっちでは当然珍走団がいないので、こういう廃墟もちゃんと(?)そのまま残っているのがいい感じだ。日本だとスプレーだらけになっているだろうなあ。

再びツーカムキャリーまで戻って、I-40に乗る。実はこの時に撮ったDVを見て後で気づいたんだけど、ルート66マニアの中ではかなり有名な「Blue Swallow Motel」が、泊まったMotel 6と目と鼻の先にあったのだ。くそー、話のネタに泊まってみたかったなあ。まあ有名だったおばちゃんも死んで今や普通のモーテルになったらしいけど、今回のMotel 6がはずれだっただけに悔しい。(笑)まあでもそのときにはツーカムキャリーがそんなにルート66っぽいものの宝庫の街だと走らなかったからなあ。

車載カメラがとらえていた
決定的瞬間(笑)

I-40を走っていて、途中Santa Rosaで降りて、ルート66を経由でサンタフェに行くか悩んだが、宮沢りえが裸でいるわけではないのでパス。そういえば地図で見るとサンタフェの隣りにLas Vegasってあるけど、こんな有名な都市と同じ名前の街が他にもあるんだね。

と決まれば砂漠の中をひたすら西へ。途中の街で昼休憩をしたんだけど、ここが食べ放題の店で、味はまあその、毛唐味なんだけどそれなりにいろいろとあって不味くはなかった。ふと見ると前にいたコンボイ野郎が魔法瓶を持っているので、ためしにおばちゃんに「コーヒー、ジャーに入れてくれる?」と聞いてみたら、「ノー問題」とおっしゃるので、いそいそと車から魔法瓶を持ってきて入れてもらう。たっぷり4杯分ぐらい入れてもらって、満腹以上になったところで精算したら$8.16-。笑ってしまうくらいに安いな。ガソリンも安いし、いいところだ>ニューメキシコ州(住みたくはないけどね。)

さらにI-40を走っていると、どうも体調が悪いような気がする。といっても食い過ぎたとかそんなんじゃなくて何となくだるいのだ。なんだろうなと考えてふと、「あ、この日差しか!」と気づく。いくらUVカットの窓ガラス越しとはいえ、後頭部から首筋に砂漠の直射日光を浴びていたので、軽い日射病のような感じになっていたようだ。あなどれん、砂漠の太陽。

あはは、まっちゅぐでちゅー。

助手席にあったタオルを窓にはさんで日よけを作ると、なんとか体調も回復し、「地平線を追いかける」という表現がぴったりの広大なニューメキシコ州をぬけて、夕方の5時過ぎアリゾナ州に突入。するといきなりにわかに掻き曇り、白いものがフロントガラスをたたく。「え?これ雪っすか?(涙)」

フロントグラスにこびりついてるし
山の中だけあって、
ガソリン最高値でした。

最初は山道の気まぐれだろうと思っていたのに、そこから延々2時間の間雪が降り続く。アリゾナってどっちかというと砂漠地域じゃなかったっけ?こんなことでおいしいアイスティーが出来ると思っているのか?(意味不明)

しばらく走ると雪はやんだものの、道の色が白くなってきてやばげになってきたので、少し早めにロッジインすることに。今夜の宿もMotel 6で場所はWilliamsというありがちな名前。シングルの部屋を頼んだんだけど、シングルが空いていなかったようでダブルの部屋に。ちょっと古めだけどまあまあの部屋。チェックインしたのがまだ9時だったので、隣りに見えるスーパーに買い物に行く。雪の中を郊外型のスーパーへ行くという行為が、6年前ニューヨークに来たときに、ニュージャージーのひこの家にお邪魔していた頃を思い出させて、ちょっとセンチな気分。やっぱり雪って非日常なので、記憶に強く残るものなのね。

出来合いのサンドイッチとビールを買ってきて、インターネットをつなぎ、明日の予定を何となく考えながら就寝。

◆今日の通過州

ニューメキシコ・アリゾナ

◆今日の走行距離

約11時間で608マイル 積算4360.7マイル

◆今日の支出

コーヒー 2杯分
$1.49-
昼食  
$10.00-
ガソリン ニューメキシコで
$6.00-
ニューメキシコで
$7.77-
アリゾナで
$7.77-
夕食  
$6.78-
モーテル Motel 6
$7-
$89.27-
5日の合計 $547.13-

12/5 (Wed)

9時にチェックアウトせずにモーテルをでて、徒歩にて街を散策。ウイリアムズという街は、ルート66っぽい街並みがのこっているので、散歩していて飽きない。また、グランドキャニオン鉄道の始発(というか、次は終点のグランドキャニオンなんだけど)の駅があるので、そこも覗いてみる。一瞬時間的にも間に合うしこの汽車に乗っていこうかなと思ったけど、もっとも安い席で$55-いい席だと$140-するので断念。ルート66グッズの店を冷やかしてモーテルに帰る。

この先がグランドキャニオン
古い車両も保存されている
保存されている蒸気機関車
こんな所までスターバックスの
魔の手が・・・

ウイリアムズの町並み

チェックアウト前に腹ごしらえということで近くのダイナーに入って朝食メニューを頼む。田舎だということを忘れていて、出てきた巨大な皿に少し引く。(笑)ここでもハムを頼んだら、やっぱりロースハムみたいな味だった。ニューヨーク以外では一般的なのかなあ?

満腹の後モーテルに帰ってチェックアウト。ここから一路US-64を北上して、グランドキャニオンに向かう。ウイリアムズの町中が所々雪が残っていたので、道中が心配だったんだが、早朝のうちからしっかり除雪をしたらしく、US-64は快適そのもの。きっとアリゾナ州の観光局がこのための予算を組んでやっているんだろうなあ。

グランドキャニオンというと、あの絶壁だから、リムと呼ばれる部分に行くのはかなり急な山道なんだろうなと何となく想像していたんだが、これが、全然快適な一本道で勾配もほとんど感じず、一時間弱でゲートに着く。ゲートで20ドル払わされて、(「一週間出入り自由だからねっ♪」といわれてもなあ。)駐車場に車を停めてとりあえずグランドキャニオンとご対面。

うーん、あまりにも「グランドキャニオンは、絶対見ておいた方がいいよ、人生観変わるから。」とか言われていたせいか、思ったほどの感動はありません。確かにものすごい物だけどねえ。夕日が沈むときとかに来ればもっと感動したのかもしれないけど・・・・つくづく私は人造物の方が感動するように出来ているようだ。

この季節は、オンシーズンは自家用車では入れないHermits Restルートが走れるので、そこをドライブしたけど、正直どこから見てもあまり代わり映えのするものではないので、ちょこちょこ景色を見て2時にグランドキャニオンから退散。来た道US-64をひたすら南下し小一時間でI-40に戻る。そこから西にちょっと走って、Ash Forkというところちょっとルート66史跡巡りをして、またI-40を走り、Crooktonというところで降りる。

実はここからカリフォルニア州境のTopockまで約170マイル(約270km)の間、途切れることのなくルート66の旧道が残っているのだな。しかもここからI-40から離れていくので、本当に砂漠と山の中の一本道という感じが非常によろしい。でも旧道といえど、ちゃんと舗装とかしてあるところはさすがだね。Seligmanを抜けて、隕石で出来た巨大な穴のGrand Canyon Cavernの横を通過して、サンタフェ鉄道と並行して走りながらKingmanに到着。いやー、楽しかったなあ。(笑)本当はTopockまで行きたかったんだけど、陽も落ちてきたし、このKingmanでラスベガス行きのUS-96と分岐するので、後ろ髪を引かれながらもルートを変える。

この辺は電柱もないのね。
車を路肩に停めて中でビデオのテープの交換をしていたら、
現地の兄ちゃんが心配して声をかけてきてくれた。
うーん田舎は人情に厚いねえ。

途中サンタフェ鉄道とお友達♪

予想より状態のいいUS-96をひた走ると7時頃フーバーダムに到着。なんか昔社会科で習ったような記憶がある・・(笑)ダムの横をすり抜けていくので当然急勾配の坂道なんだけど、ここで渋滞。でも理由は坂道ではなく検問だった。たしかに、ここ爆破したら結構大事になるからなあと久しぶりにテロ事件の感覚を取り戻す。後部座席に積んでいた段ボールを不審がられるが、何とか検問を抜けて、一時間強でラスベガスへ。

ラスベガスは山道を抜けたらいきなり出現するので、ちょっと感動。この時間だから光の海だというのはわかるんだけど、想像を超えて明るく広範囲の光の海でした。しかし、周りの運転がいきなり荒くなるのはちょっと笑いました。おおらかな心の似合わない街なのね。(笑)

US-96を降りて、メインストリートのLas Vegas BLVD.をとりあえず流す。やたら信号のつながりが悪い道で、端から端まで30分ぐらいかかってしまったけど、これでもかというくらい人工的な建造物と光のあらしに妙に顔がにやけてしまう。(つくづく人造物の好きな私)とりあえずせっかく来たんだからと、車を駐車場に入れて、その辺を散策。火事のもいいんだけど、結構ショップ系も充実していて、M&M'sのショップなんかなかなか惹かれるものがあった。

とはいえ、ここまで来てカジノに入らないわけには行かないだろうよということで、数ある中から何となく「ニューヨーク・ニューヨーク」に吸い込まれる。ここはマンハッタンの建造物がこれでもかと模造してある。けがの功名でツインタワーは最初からなかった。入って久しぶりにかぐ鉄火場の雰囲気は最強。(笑)とはいっても、何となく人相手のカードとかルーレットはどう考えても勝てそうにないので、スロット一筋。だが、うりゃうりゃと打ち込むうちだんだん負けがシャレにならなくなってきて、いつものように顔が「赤→青→白」と変化する。せっかく貧乏旅行を続けてきたのに・・・(笑)いよいよこれは内臓を売らなくてはいけないかなと思っていたら、何度か脳汁の出るハレの状態があって、結局お遊び程度の負けに収束。


ニューヨーク・ニューヨーク
マックまでギンギラ
ハレ(笑)

とりあえずニューヨーク・ニューヨークを出て、飯でも食おうかなと思ったんだけど、どうも適当なところが見つからない。ラスベガスまで来てマックも何だしなあと思って、「このままラスベガスを出て、ロスに向かう途中のモーテルにでも泊まるかな。」と考えたんだけど、確か10時過ぎるとカジノのホテルって安くなることを思い出して、やっぱり今日はラスベガスに泊まることに。なあに、部屋代くらい24時間営業のカジノで稼げばいいんだし。(←全然懲りてません。)

車に乗ってちょっと離れた老舗「サーカス・サーカス」のフロントで「リーズナブルな部屋はある?」と訊いてみる。すると、「リーズナブル?おう、90ドルの部屋があるよ。」というので、それじゃ高すぎるよと思い帰ろうとすると、「・・・だけど今夜は特別に30ドルの部屋があるんだ。」といわれる。っけ、つまらない冗談だ。チェックインするときに嫌みで、「サーティダラーだよね?サーティーンじゃないよね?」と訊いたら、あからさまにいやな顔をして「ここはサーカス・サーカスだぜ?」という。その横柄さが、このディスカウントを生んでいるんだよと思ったが、東洋人得意の曖昧な笑顔でかわして部屋にチェックイン。

部屋はさすがに一応ちゃんとしたホテルなので、広くていい感じ。バスルームも充実してるしね。ただ、部屋でモデムが使えないようになっていて、せっかく明日会う約束になっているMちゃんからロス観光案内を送ってもらったのに、チェックできないという状態になってしまう。

じゃあ、飯でも食うかなと思ってカジノの方に向かったんだけど、まだ11時前なのにどこのレストランやバーも開いていないという予想外の状態。カジノもなんだか寂れてるし(温泉街のゲーセンに行った感じ)これはだめだなと思って、腹を空かせながらちょっとカジノで遊んで就寝。

 

◆今日の通過州

アリゾナ・ネバダ

◆今日の走行距離

約8時間で389マイル 積算4749.3マイル

◆今日の支出

なぜかレシートがどっかへ消えたのでわかりません。いや、決してカジノの負けで計算するのがばからしくなったとかそういう訳じゃ・・・(涙)

 


12/6 (Thu)

ホテルの朝食ビュッフェが9ドルほどだったので、まずは少しでもホテル側に損失を与えようと食い散らかす。(笑)これをやると昼間が猛烈に眠くなってしまうというのを忘れたわけではなかったんだが、40年間連れ添った貧乏人根性はなかなか理論でうち勝てるような相手ではない。

メールがとれないので、ロスでの観光はあきらめて、飯を食ってから、ちょろっと遊んで、その辺をぶらぶら歩いて(広すぎて途中で断念)1時にラスベガスを出発。駐車場で気づいたんだけど、サーカス・サーカスのロゴって、なんか逆むけっぽくていや。(笑)

今回はI-15をひたすら南下する訳なんだけど、私この道をなめておりました。道は最低片側2車線あるし、最高速度も70MPHなんだけど、山道なのね。結構疲れる上に太陽もだんだん傾いてきて余計に運転しづらい。(予想通り眠いし(笑))途中で「Elevation 4000ML」って書いてあった気がするんですけど、まじっすか?4000マイルってことは、標高6400m???富士山の倍????あと途中でサボテンのようなヤシの木のような訳の分からないものをたくさん見たんだけど、あれはなんなんだろう?

3時15分ごろ農業検疫所みたいなところで止められる。カリフォルニア州では他州からの植物や農産物などの持ち込みを制限しているみたいで、そのチェックポイントらしい。一応トランクも開けさせられた。仮設ではなくてちゃんと建物があったので、そういうのを毎日チェックしているんだろう。

ということで、最後の州であるカリフォルニア州に入り、ロサンゼルスへと急ぐが、だんだん始まる交通集中渋滞に阻まれ、ダウンタウンに着いたのは予定より時間がかかって6時半を過ぎていた。一カ所ぐらいは観光できるかなというもくろみは甘くも崩れた。(笑)I-15からUS101に入って走っていると、Mちゃんから電話。とりあえず合流しようということになり、道を聞くが、さっぱり分からない。とりあえずだいたいの場所まで私が走って、わかりやすいところで車を停めて電話をするということにする。

で、ふと気付いたんだが、車を停めた向かいにある建物がむちゃくちゃかっこいい。60年代していてなんかサンダーバードのセットに出てきそうな感じ。この面積を窓なしにしてしまう思い切りの良さと、不必要な曲面が美しい。まるで大阪万博の頃のボーリング場みたいだ。(笑)昼間にビデオで撮りたかったなあ。(アーキテクチャに詳しいわけではないんだけど、こういった建物にものすごく惹かれるのだ。)

何とか無事合流を果たして、とりあえず腹ごしらえしようということになったんだけど、適当なところがなかったので、わざわざ吉野家に入る。(コレ最強)ニューヨークにも吉野家が出来るはずなんだけど、それを待たずしてニューヨークを離れてしまったので、アメリカの記念にという意味ではまあいいんじゃないかなと自分を納得させる。私は、牛と鶏の照り焼きと蒸し野菜の組み合わせみたいなものを頼む。Mちゃんはオーソドックスにビーフボウルをオーダー。牛丼の味はまあ普通。照り焼きは、アメリカにありがちな「みたらしチキン」だったけど・・・(笑)食い終わってトイレに行くと、この旅初めての有料トイレ。よく読むと店員にいえばコインをくれるみたいなんだけど、有料のトイレは初めての経験だったので、何となくうれしくて自分でクオーター一枚いれる。(中は有料とは思えない状態でしたけど)

3色吉牛
ビーフボウル
大げさな鍵

その後2時間ほど、車でいろいろと観光名所を案内してもらって、お別れしようとしたら、「モーテル今から行くの大変だから、泊まっていきんしゃい。」とご提案を受けたので、ありがたくご厚意をお受けして、いきなり全開でくつろぐ私。(笑)

◆今日の通過州

ネバダ・カリフォルニア

◆今日の走行距離

約6時間で290マイル 積算5038.8マイル

 


12/7 (Fri)

Mちゃんのところを朝5時半にでて、まだ暗い中をI-10からI-405と抜ける。つか、この時間なのにこの通行量の多さはなんですか?みんな空港に行く車両なのかなと思っていたんだけど、空港の降り口で下りる車両はそれほど多くなかったので、普通の通勤とかなのかなあ?恐るべし、キャリフォーニャ。

出口を間違えながらも何とかBudgetの営業所に到着。車返却口にはたくさんの車が並んでいて、それぞれその場でチェックを受ける。問題なく終了してレシートをもらう。特にトラブルもなく5274マイル(約8500キロ)も良く走ってくれました。(アメ車なのに)

早朝のBudget
一回も洗車しなかったので
かなりの汚れ(笑)

精算をすませてみると、結局乗り捨て料金はかからなかったか料金に含まれていたみたいだ。

レンタカー代内訳
車代一週間
$489.00/week
$489.00-
車代3日間追加
$49.00/day
$147.00-
車代の税金
13.25%
$84.27-
保険 PAE
$4.95/day
$49.50-
保険 SLI
$10.95/day
$109.50-
$879.27-

 

今回はかなりの働きをしてくれた小物がたくさんあった。まずは、車載ビデオ。といっても元々小さいDVだったので、ガムテープをわっかにして、ダッシュボードに固定してあるだけ。寺岡のガムテープだったので、何回か脱着したのに(車を離れるときには当然取り外して持っていくしね。)最後までガムテープの交換の必要がなかった。

次に役に立ったのが魔法瓶。コーヒーを入れておいたんだが、下手なガスステーションやデリのコーヒーはまずいので、回転のよい店とかハンバーガーや、ドーナツ屋でかって魔法瓶に入れておくと、半日は温かいまま飲みたいときに飲めて便利。運転しながら魔法瓶のコーヒーをコップに注ぐ作業というのはなかなかに危険だが。(笑)

あと、助手席にプラスティックケースをおいておいたのも便利だった。CDやらデジカメやら案内のパンフレットやら、とにかくこの中にほり込んでおけば、座席の下に落ちたりせず便利。

CDは自分の好きな曲を30枚近く焼いて準備していたんだけど、それでも3周した。目薬も長距離ドライブにはいい感じ。目が冴えるというほどではないんだけど、車を停めて目薬さすと、いい気分転換になる。あ、タオルもいろいろと役に立ったね。

最初は一人でちょっと不安だったけど終わってみれば楽しかったし、一人で正解だったかも。だって、他にいるといろいろ気を使うし、今回のように趣味に走ったルートとか走れなかっただろうしね。

 

車を返してから、合計80kg以上の荷物を抱えてシャトルバスに乗り、JALのカウンターへいって無事にチェックイン。(でも、今回も日本語で訊いてくれなかった。(涙))荷物の一つは3kgほどオーバーしていたが、まあいつもこのくらいは大目に見てくれる。手荷物検査は私は一応全部開けてみられた。別にまずいものが入っているわけでもないので、開けられるのはかまわないんだが、しまうときにぐちゃぐちゃに押し込むのはやめてほしいなあ。パソコンは今までのように電源を入れてみせることもなく本体を裸で出してみせればオッケーだった。(まあ、あの電源入れるの意味ないもんな)

今回なぜか豚小屋エコノミー席のチケットなのにラウンジの使用が許されたので、早速中に入って自分の基地を作ってこの日記を書いているところだ。(笑)日頃絶対に飲まないのに、なぜか飛行機に乗るときだけはトマトジュースを飲んでしまう私であった。(笑)

なぜ今日を帰国日にしたかというと、パールハーバーの日だからという理由も何となくあるんだけど(笑)、実は金曜日にだけLAからJALで名古屋直通便があるのだな。(実際には名古屋経由成田行きなんだけど)搭乗案内が始まり、座席に着いて待っていると、隣がいない状態でドアモード変更の知らせ。(「乗務員はドアモードを自動に切り替えてください」とかいうやつ。これはこれ以上人が乗ってこないという意味なのだ。)いえーい、横2席空席決定!これはかなり嬉しい。(曲がりなりにも横になって寝られるからね。)

で、予定より一時間ほど遅れて無事LAを離陸。離陸したあと飛行時間がニューヨークからとほぼ変わらない12時間弱だといわれてちょっとショック。まあ、横になって寝られるしいいか。(実際4時間しっかり寝られました。)周りにうるさい人種も子供もいなくて、ラッキーだったっす。

◆今日の独り言
でも10日間かけて走り抜いたのに、飛行時間が変わらないってなんか納得できないなあ。


12/8 (Sat)

飛行機は無事に名古屋国際空港に到着。(名古屋は国際空港がないと思っている人が多い)弟が迎えに来ているはずだったんだが、手違いで誰もおらず。(涙)仕方なく荷物を宅配便で送ることに。

・・・・え?5800円っすか?(涙)わかりました。・・・

荷物2つ預けてもまだ重い鞄一つとパソコンバッグとリュックがある。これをハンドトラックに一つにまとめて、とりあえず名古屋行きの高速バスに乗る。で、バスの横で待っている運転手さんよ、「ぇまもなく発車です、お急ぎください〜ぇ。」というのはいいが、トランクルームに荷物入れるのに四苦八苦している私が見えているのになぜ手伝わないのかな君は?(怒)言葉は丁寧だけど、目が死んでるぞ。(笑)

20分ほどの距離を780円も払ってやっとバスターミナルに到着。比較的新しいこのターミナルにも当然バリアフリーの発送はなく、名鉄の駅に行くまで階段の連続。べつに辺にアメリカかぶれではないので、誰かが手伝ってくれないということに関してはなんにも思わないんだが、舌打ちして横を通り抜けていくのはいかがなものか?名鉄のホームでまた390円を払って改札を抜けようとすると自動改札しかないので、微妙なところでハンドトラックが引っかかってしまい、ぴぽぴぽぴぽと注目を集めてしまう。(笑)待っていても係員が来なかったので強行突破して、何とか急行電車に乗り、やっとの思いで家までたどり着く。(怒)

公共交通機関使うと本当にやな国だね日本は・・・

◆今日の独り言
飛行機に乗っている12時間より、着いてからの1時間強の方が疲れました。(怒)


12/9 (Sun)

日曜日なのでとりあえずのんびりと過ごす。今回一時帰国ではないので、特に急いで手続きをするとか、時間を惜しんで誰かに会うなどということをしないでいいので、非常に気楽でよろしい。(笑)

◆今日の独り言
仕事を探すとかそういう生臭い話からは逃避しております。(笑)


12/10 (Mon)

さて、世の中が動き出すので日本人としてのあいでんてていを確立せねば。まずは携帯だな(笑)ということで、ショップに行こうとしたんだが、弟がトヨタ関係につとめているので、そこで買ってくれということで、機種を前日に選んで弟に頼んでおいたんだが、今日は会社が休みで、明日になるらしい。まあ、しょうがないか。

次に運転免許証。前々回一時帰国したときに期限切れで作り直したんだけど、また期限切れ(6ヶ月以上)になってしまった。母上に平針の運転免許試験場まで乗せていってもらって、早速受付をしようとすると昼休み。(怒)売店とか食堂とかが営業できるのに、なぜいちいち昼休みを取るか?(それでなくても、平日しかやっていないので大変なのに。)人員が足りなければ、免許更新を5年にすればいいだけじゃないかっ!(とおもっていたら、本当に免許更新期間が5年になるらしい。でもペーパードライバー優良運転者だけの特典らしいけどね。)

でもまあ、休憩の5分前から窓口を開けたので良しとしようか。私の番が来て、「えーっと期限切れの?・・」「あ、11番。」とコンマ5秒で用事は済んで、いわれるがままに違う窓口へ。そこで用件を話すと、住民票か何とかという証明証がないと駄目らしい。別にそんなことではキレませんけど、いったい何でそんなものが必要なんでしょ?本人が前の運転免許とパスポートというこれ以上に本人確認のしようがない二つのIDを持ってきてこれ以上何を確認するつもりなんでしょう?

まあ、何となくお役所仕事だから予想はしていたので、今日は出来ないということですねと無理矢理納得して原の駅までバスに乗り、ココ壱でカレーを食って、パチンコ屋で時間をつぶしてから、HIBIくん(ビザではない)が雇われマネージャーみたいなことをやっているバーに行く。馬鹿話をして、そこそこ私にしては飲んでから帰宅。終電を気にしながらなんて飲みに行った気しないね。

◆今日の独り言
運転免許試験場は警察下がりのおっちゃんばっかりだから仕方ないのかもしれないけど、あの口の利き方は何とかならないものかなあ?


12/11 (Tue)

珍しく午前中から活動開始。市役所に行って書類をもらって、名古屋駅の近くにある東海銀行でお金をおろして、カード再発行の手続き。ここでもなんだかなあと思ったのは、キャッシュカード再発行までのプロセス。

紛失届を出す。→確認のはがきが郵送される。→それを持ってもよりの東海銀行支店に行き再発行願を出す。→千円ちょっとの手数料を払う→一週間後をめどに新しいカードが届く。

・・・・って、絶対これおかしいって。(笑)手数料は仕方がないにしても本人が本人の証明を持って、届け印も持ってきているんだから、その場での発行は無理でも、直接送ってこいと思う。実際、届出印と通帳だけで預金は下ろせたわけだから、セキュリティという意味では効果ゼロなわけで、そんな複雑な手順にする意味が分からない。

ぶちぶち思いながらも上前津の天下一品でラーメンを食ってから、平針まで出向いて免許更新のリベンジ。しかし昔は気づかなかったけど、英語の省略がかなり無茶だ。

運転免許取りに来ているんだから、省略するなら
Drivingのほうでしょ?
Graduatedは省略するべきじゃないんでは?
これも省略するならGeneral Info.でしょ。
イント・リックってなに?(涙)

or だと、携帯かポケベルだけ切ればいいとか、カメラかビデオか
一方だけ禁止ということにならないのかなあ?

それに、ウオークマンっていつ普通名詞になった?
(walkmenになっていないのが良心か?)(笑)
意味が「使用することを禁じる」だから、
areじゃなくてisだし・・・

まあでも、一番不可解なのは「販売さばき」という横柄な言葉を使う感覚と、異常に高い手数料だと思う・・・

◆今日の独り言
行かなくて済むなら二度と行きたくないところだね。>運転免許試験場


12/12 (Wed)

やっと携帯が届いたので、早速契約をしに弟の会社がある高辻へ。リハビリの終わっていない私には複雑すぎる料金体系を理解しないままに、契約成立。(笑)これで日本人の仲間入りだねっ♪

母上用に持って帰ってきたペンティアム無印200MHz+Win98マシンをセットアップ。一気にプロバイダと契約してインターネット環境まで作ってしまおうとおもったんだけど、ソフトの不具合やら電話回線の不具合やらでうまくいかず、あきらめる。

◆今日の独り言
ま、所詮Winだし。


12/13 (Thu)

母上の車の調子がおかしいので、朝母上を送ったあと、緑区のサービスセンターに行って車を預ける。この時点で9時半だったんだけど、5時過ぎまで時間をつぶさないといけなかったので、あまりいいイメージはなかったんだけど、近くのパチンコ屋にログイン。やはり朝一のあまり人がいないパチンコ屋というのはすがすがしくていいねい。(←バカ)最初かなりつぎ込んだけど、良くまわるので続けていたら、そこそこの当たりが出て旨い具合に5時まで時間がつぶれる。ちょっとは勝ったかなと思い両替に行くと、めちゃ薄い勝ち。どうやら2円交換のようだ。道理で無制限のくせに良くまわると思ったよ。

で、車屋に行ったら結局今日中には出来ないという話になって、代車をもらって帰宅。つかそれなら最初から代車出してくれれば、時間つぶさずにすんだのに。まあ、負けてないからいいけどさあ。

で、6時から結婚なされてますます元気なAちゃんに会う。魚系を喰おうという話だったのに、なぜか豊田の居酒屋にログインして、食い散らかす。その後3件ほどはしごして深夜帰宅。

◆今日の独り言
日本は何喰っても旨いねえ。


12/14 (Fri)

あちゃー、またかよ。(怒)ということで、前々回の3年前に帰国したときと同じように、かなりきつい偏頭痛に襲われる。ずっと痛みがあるわけではないんだけど、ちょっとでも血が上るようなことをするとたちまち偏頭痛になるのでかなりブルー。トイレに行くだけでも辛いし、風呂に浸かるなんてもってのほかという感じ。

◆今日の独り言
年明けたらもう一度医者にでも行ってみるかな。


12/15 (Sat)

昼頃ぼちぼち起き出して、新幹線で一路東京へ。つか、乗り間違えてこだまに乗ってしまうあたりまだリハビリが足りないというべきなのか・・・(汁)Cちゃんが熊本から東京に出て来るというので、EXAS(←のサーバーはもうないんだけど)のオフ会に参加するついでに東京見物でもというのが今回の狙い。

どうせみんな時間通りには来ないだろうと思っていたら、珍しく皆様お揃いで、私待ち?(笑)そのままいつもの上野の居酒屋にログインして一次会。なにやらよく分からぬママ終了しまして、そのまま2次会のカラオケ。予想通り耐久カラオケになってしまいまして、ジョナサンで朝食食ってから解散。

◆今日の独り言
ジョナサン初体験かも。


12/16 (Sun)

いつもの定宿、ホテル・ド・モリが森さん出張のため使えないので、ワレ蔵に、「グラァ泊めんかい!」と電話して、秋葉原で待ち合わせ。ぷらぷら秋葉原を冷やかすも、大して惹かれるものはなかったので何も買わずに、約束の時間まで白物家電の値段の相場などを研究して時間をつぶす。

ワレ蔵と合流して彼のすみかの錦糸町に移動。錦糸町ってはじめて来たけど寂れたところなのね。総武線乗るのも初めてだし。ということでとりあえず荷物を置かせてもらって、池袋まで再び出る。

なんか、東京来たときの定番化しつつあるのぶとのご会食。えっと、のぶさん、すっぴん顔で下ネタトーク炸裂なので、隣の男二人連れの顔が引きつってますけど・・・(笑)飯食ってちょっと話していたら終電を気にしなければいけない時間になってしまうのが日本の悪いところ。じゃ、来年ねー(笑)と池袋で別れて、錦糸町に帰宅。

◆今日の独り言
日本のワンルームってやっぱり狭いなあ。


12/17 (Mon)

昼頃のそのそ起きて、錦糸町探索。

 付けたときはいいネーミングだと思ったんだろうなーというスナックやら、

看板が無茶怪しい店などを見ながら駅まで歩く。

あ、ごめんなさい。私南口を見て寂れたところだと思っていましたが、北口はなんか立派じゃないですか。(笑)しかも数ヶ月でつぶれたSOGOもあるし。

その後新宿に禁煙のパチンコ屋があるときいて、新宿まで出かけるが該当店を発見できず。仕方なく新宿の周りを散策(といっても歌舞伎町は怖いのでパス(笑))。信号待ちの時にちょっとかわいい子が隣にいてちょっといい感じ。(笑)

結局、錦糸町に戻って等価交換の店で痛い思いをしてから帰宅。

◆今日の独り言
結構バランスのいい街かも>錦糸町


12/18 (Tue)

ワレ蔵が給料日なので奢ってくれるというので、ピュア無職の私はありがたく申し出を受ける。何かリクエストは?といわれたので、ニューヨークで見た「愛の貧乏脱出大作戦」に出てきたロールキャベツの店「アカシア」がいいとリクエスト。今日も新宿で待ち合わせで、迷うことなくログイン。

私はそのロールキャベツとハンバーグを注文。ロールキャベツは、まあこんなもんかなあ?という感じだった。美味しいんだけど、テレビ見た後に、自分で見よう見まねで作ってみたのとそんなに味は違わなかった。ハンバーグは懐かしの洋食屋さんという感じの味で良かったけどね。狭い店内でむしゃむしゃ食い散らかしていると、前に相席で新しいお客さんが座る。何気なく前を見てびっくり。昨日信号待ちの時にとなりにいた女性でした。おお、これこそ運命の出会い!と思ったけど、チンボ付き(小島表現)だったし、ワレ蔵つれたつーごく人というのは、どう考えても怪しいので、心に秘めた思いを千切りキャベツとともに飲み込む。

◆今日の独り言
こういうこともあるんだなー。


12/19 (Wed)

夜ニューヨーク組のMちゃんと再会して池袋でおしゃべり。馬鹿話で盛り上がるうちついに誰もが一度は経験する終電ののがしをやってしまう。土地勘もないし仕方なくタクシーに乗って帰る。

◆今日の独り言
7500円でした。思ったより安かったけどね。(血涙)


12/20 (Thu)

なぜか弟が日本橋にあるポケモンセンターに行って来て、限定版のゲームボーイを買ってこいというので、渋々東京駅まで行って目的を果たす。周りはビジネスマンというかいわゆるオヤジばかりなので、なんだか平日のこんな時間にピカチュー袋下げて闊歩するって、クズっぽくていい感じ♪

その後秋葉原を冷やかして、ワレ蔵と合流して錦糸町の回転寿司屋へ。

◆今日の独り言
トロサーモン、萌えー。


12/21 (Fri)

「ま」と月島にいって、生まれて初めてもんじゃ焼きというものを食す。予想に反して結構旨かった。(笑)結局たこ焼きの中身だけを喰っている感じだね。近くにあったら結構通ってしまうかも。「ま」に言わせると、今日のはちょっと具が多すぎるらしいけど。

そういえば以前ニューヨークで見た日本語放送で、月島のもんじゃ焼き業界が二分して対立しているとかいうのをやっていて、月島の地下鉄の出口を出てすぐ左にある案内所が新興勢力、道一本向こうの正面にあるのが昔ながらの店達の案内所というのをやっていたのを覚えていたんだけど、昔ながらの案内所の方は工事現場となっていて、影も形もありませんでした。

その後アクアシティなど散策して、途中300円ショップに萌え萌えして、念願の第二回アンナミラーズ入店。ぃやほう〜。

 

・・・えと、ウエイトレスの方は今日はお休みなんでしょうか・・・

 

普通の服のおばさんと、若い男一人と、パキスタン人(たぶん)しかいないんですけど・・・それになんか、「お台場の景色のいいレストラン」として仕切直しをしているような雰囲気が嫌な感じです。(怒)結局しばしたってから一人ちゃんと制服を着たおねいさん(年齢高め・足太め・でも豊乳)が登場したので良しとしましょう。

そのごなんのかんのと4時間ほどだべって、おなかすいたーということで、「ま」お薦めの洋食屋オータニへログイン。ハンバーグ300gとイチゴパフェとコーヒーを食い散らかしてから帰宅。

◆今日の独り言
つか、食い過ぎ。


12/22 (Sat)

夕方まで暇だったので、昼間からワレ蔵と焼き肉を食ってなぜか原宿へ。1/3の年齢の人混みに圧倒されながら、どこの店に入るわけでもなく表参道を抜けて渋谷のカフェでぐったり。(笑)しばし時間をつぶしてからJISMUG Tokyoの忘年会に乱入。

木内氏・りえ女王・弓場夫妻・HAL2氏・片山氏に久しぶりに会う。メインは私の苦手なかに鍋。(笑)しばし楽しく過ごしまして、(ハスキーには猫パンチ喰らったけど)終電のなくならないうちに、ワレ蔵宅まで帰宅を急ぐ。

なんとか終電前電車に乗れて、錦糸町まで帰ってきたら漫画喫茶の看板が目に入ったので、ついついふらりと寄り道してしまう。(笑)でも漫画を読ませると言うより、始発までの時間をつぶさせるというのがメインのようで、あまり漫画もなく2時間ほどで退散。

◆今日の独り言
素直に帰れば良かったかな。


12/23 (Sun)

ゆ姐の新居まで表敬訪問。つか、ワイアレスLANのセットの方がメインだという話もあるんだけど・・・逗子なんてどこじゃ?という感じだったんだけど、JRの路線図を見ると成田空港から一本でつながっているみたいだ。よって当然錦糸町にも停まるので、暇つぶし用の雑誌を買って来た快速電車に乗る。そこそこの長距離だから何となくボックスシートなのかなと思っていたんだけどちがった。毎日乗っている人にしてみれば普通の電車なので、あたりまえだけど。

で、予想通り長い間電車に揺られて、やっと逗子に着く。ゆ姐に電話すると、そこからバスに乗ってこいとのこと。日本のバスを待つという行動も久しぶりだなあと思って10分くらい待っていると、バスがやってくる。「うわ、整理券だ、なつかしー。」と喜んだんだが、始発停留所だったので、整理券はなし。(つまらん)予想以上に延々と揺られて、やっと指定のバス停に着く。葉山の御用邸といえば関東じゃだいたいの人が理解できる場所らしいが、私は知らなかった。(←帝國臣民なのに・・・)

ケーブルのインターネットで、認証に少し手間取ったけど、何とか無事に無線LANを引き終えて、夕食をおよばれ。この時点で今日帰ることは断念して、すっかりくつろぎモード。ケーブルの番組表を見ていると、カノッサの屈辱とか、トリプルファイターとか微妙に惹かれるものばかりで、ついつい夜更かししてみてしまう。

◆今日の独り言
しかし、寒い家だ。(笑)


12/24 (Mon)

昼前まで熟睡。お勧めのそば屋でお昼を食べて、御用邸裏の海岸を散策。磯の香りというか海の臭いというか久々にかぎました。不思議とアメリカの海岸ってこういう生臭いにおいしないんだよね。新居に戻りしばし休憩の後出発。のんびりと田舎のバスに揺られてJR逗子駅に着いたらちょうど成田空港行きの快速が来ていたので、ぎりぎりセーフで乗り込む。たぶん新横浜に出るより東京まで戻った方が良かろうということで、そのまま東京駅まで。しかし何で日本の電車ってけつが熱くなるくらい下から暖めるんだろう?

新幹線のホームを上がるとちょうど名古屋までノンストップのひかりが来ていたので、自由席に飛び乗る。そこそこ混んではいるものの、一号車まで行けば三列まるっと禁煙車でキープできたのでいい感じ。・・・・と思ったら後ろからしくしくと泣き声が・・・・

「うぜぇんだよ、グラァ。悲劇のヒロイン演じてるんじゃねぇぞ、ボオケがぁ!」と穏やかに心の中で叫んで、今日が日本中孵卵器になる日だと気付く。(笑)

◆今日の独り言
きっと君は来ない〜♪さいでんな〜♪ほ〜でんな〜♪


12/25 (Tue)

なんかアルゼンチン大変なことになっているねい。デフォルトというのが債務不履行という意味にも使われるのを今回で知った人も多いと思うなあ。もともとは「何もしない」という意味だから、まあ、使われても不思議はないんだけど、コンピュータの世界では「何もしない」という意味から、「元々あるがままに」→「初期設定で」という意味に何となく理解されているので変な感じがする。「デフォっしょ。」という日本語もあるし。(笑)

◆今日の独り言
裁判所に現れないこともデフォルトだし。


12/26 (Wed)

母上が、「せっかく年賀状をインクジェット専用のものを買ってきたので、今年はパソコンで作る。」とおっしゃっているので、安いプリンターを物色しに大須へ。大須も秋葉原と一緒でジャンク品に興味がなければ特に面白くも安くもないんだけど、今ひとつ日本の価格事情に疎いので、こういうときは数件見て歩ける方が便利なのだ。で、まあ適当にエプソンでもと思っていたんだけど、キャノンの方が安くてよさげだったので、アメリカでエプソンの食傷気味だったこともあって、キャノンのUSB接続のプリンタを税込みで13,000円ほどでゲット。ついでにいつまでも自分のインターネット環境がないのは不便なので、割高感はあるし遅いというのもきいていたんだけど、Air H"カード本体を買って(約8,000円)ついでにDIONで無制限のプランに入る。(全部で月約6,000円)

うちに帰ってきてからとりあえずAir H"の設定。マニュアル設定出来るのかちょっと不安だったんだけど、サインアップCDの中に各種設定値が書いてあったので、難なくご開通。ダイアルアップなんだけど、要はPHSなので、認証はやたらと速い。スピードも必ず115,200bpsでつながるんだけど、そんなに速いサービスではないので、リモートアクセスのメータは4つのうち一つしか振れない。たぶん4月にあるというスピードアップに対応してあるということなんだろうけど、なんか変な感じ。体感速度はダイアルアップの28.8以下って感じかな?遅いのは不満だけど、電話代を気にせずつなぎっぱなしということと、どこでもインターネット環境が得られるということで、まあ良しとしよう。

◆今日の独り言
でもやっぱりウェブ巡回には辛いなあ。


12/27 (Thu)

無印ペンティアムマシンにはUSBポートがあるので、てっきり使えると思っていたんだけど、どうやらダミーみたい。(怒)デバマネ見てもないし、ハードウエアを探させても出てこない。ということで、昨日買ってきたプリンタは使えないことが判明。返品するのも難しそうなので、自分のPowerBook G4(旧)用のプリンタにして、パラレル接続のプリンタを買い直すことにする。

ちょっと感動したのは、プリンタを買ったときに付けてくれた取っ手。きれいにロープをかけて、ふたつ取っ手を付けて、その取っ手の周りにプチプチを巻くなどという芸当は日本ならではのものだよなあ。

◆今日の独り言

毛唐には出来まい。


12/28 (Fri)

東海銀行に行こうとして、名古屋駅タワーの駐車場に車を入れて、エレベーターを待っているときに偏頭痛到来。というか、ずっとうずいてはいたんだけど、ここまでさしこみ的に到来したのははじめて。収まるのを待って銀行の用事を済まして、大須に行って速攻でもう一台プリンタを買って、(結局エプソンになっちまったい)そそくさと帰宅。

プリンタをとっととセットアップしたところで、偏頭痛にてダウン。

◆今日の独り言
ふう、困ったねい。


12/29 (Sat)

母上がパソコン教室で作ってきた年賀状フォーマットがあったんだけど、エプソンのプリンタを買ったらおまけで着いてきた年賀状ソフトの出来が割といいので、そちらでぽちぽちと母上に新規作成してもらい、3時間ほどかけてプリントアウト。新聞を読んでいたら、今年は年賀状の投函の出足が例年よりかなり鈍いらしい、その理由として考えられているのが、コンピューターで年賀状を作ろうとしてうまくいかない人が多いからだとか。ありそうな話だ。

◆今日の独り言
というか、うちもそのままんまですけど。(笑)


12/30 (Sun)

今日は特にやることもなかったので、近くのパチンコ屋に行く。近所のパチンコ屋が2件ともつぶれてしまったせいもあって、2.5円交換の割にはあまりにもまわらない台ばかりだったので、少し負けてから帰宅。帰宅すると母上が「昨日印刷した年賀状、みんな2001年元旦ってなっとるんじゃぁ(怒)」と逆切れしながら修正液とペンでしこしこ直していた。(笑)

◆今日の独り言
さすが我が母(涙)


12/31 (Mon)

今更ながら少し大掃除(って矛盾してるか?)して、年越しそばを食いながら、行く年来る年という王道で今年は終了。21世紀最初の年は公私ともにいろいろあった年でした。

◆今日の独り言
日本は自主規制がないので、テロの時の飛行機がつっこむシーンをこれでもかというほどに放送するのでちょっち辛いっす。


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